淸海鎭遺跡
- 指定現況 : 史蹟第308号(1984年9月1日指定)
- 位 置 : 全羅南道莞島郡莞島邑長佐里809他
- 将島面積 : 125,400㎡(38,000坪)
- 発掘期間 : 1991~2001年
- 目 的
- 清海鎮と関連し、遺跡の性格に関する学術的考証と整備・復元を目的にする
- 発掘機関 : 国立文化財研究所

主な発掘成果 将島清海鎮遺跡で発掘調査された数多くの遺構と遺物は、張保皐の海上活動の根拠地として清海鎮の実態を究明する基礎資料となっており、なかでも絶対年代が9世紀前半である多くの遺物が今後統一新羅時代の‘標識遺物’としての役割をするものと期待されている。
莞岛法华寺址
- 所在地 : 全羅南道莞島郡莞島邑長佐里461他
- 指定現況 : 全羅南道記念物第13号(1990年2月24日指定)
- 面 積 : 1,881㎡(569坪)
- 発掘日程 : 合計2回(1989~1991年)
- 発掘機関 : 国立文化財研究所
- 発発掘目的 : 張保皐(清海鎮)と関連し、遺跡の性格に関する学術的考証と整備・復元を目的にする

内容:法華寺は、法華思想を中心とした天台宗系列の寺院で、清海鎮勢力と貿易商人、唐に向かう求法僧侶たちの礼拝堂であり休憩の場であった。 国立文化財研究所の2回にわたる発掘調査により、お寺の跡地(建物の跡地7カ所)と瓦の破片、土器の破片、青磁の破片、白磁の破片などが出土された。 土器の破片(8~9世紀遺物)や青磁の破片など発掘された遺物から、統一新羅時代末あるいは高麗時代初期まで寺院の建設及び造営時期を遡ることができる。
济州法华寺址
- 所在地 : 済州特別自治道西帰浦市河源洞
- 指定現況 : 済州特別自治道記念物第13号(1971年指定)
- 内容済州の法華寺は、9世紀初め清海鎮時代に張保皐が建てたものとみられる。張保皐は、国際貿易ルートからみて架け橋の役割をする重要な帰着地である済州島南部に法華寺を建てたと思われる。この寺院は、宗教的な意味だけでなく、長い航海の中で安全を祈る商人たちの精神的な憩いの場となっていた。

新安黑山岛上罗山城
- 新安黒山島上羅山城(全羅南道新安郡黒山面邑洞) 上羅山城は、黒山島の上羅山8部稜線に半月の形で築城された石城である。この城とその周辺で出土された遺物のほとんどが9~10世紀のものとみられるため、統一新羅時代に築造されたとされる。
